いつまで続く印紙税?

神奈川県藤沢市の司法書士加藤です。いつも当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。インスタ(フェイスブック連動してます)でトライアスロンなどの日々の練習と革ジャン(洋服)を交互にポストしてます。趣味の内容ですがインスタ経由でお問い合わせをいただいたり、こちらから連絡したりの交流もございます。フォローしている職人さんにとあるモノをオーダーしてみました。さてどんなモノが出来上がるか後日アップいたします。

 

 

本日の日経新聞に「DX高進国まだ印紙税」という記事がありました。読まれた方も多いと思います。私も契約の立ち会いなどで印紙を貼付するシーンは日常的なのですが、ずっと印紙税って何のためにあるのだろう?と疑問をもっておりました。おそらく頭のよい方が徴税の機会を増やすために作った制度かと思ってました。

 

 

日経新聞によると・・・世界で始めて印紙税を導入したのはオランダで税務職員のヨハネさんが発案。ヨハネさんすごく優秀な方でオランダ国王から感謝されるくらいの大活躍ぶりだったのではと推測されます。日本には1873年に導入されました。近代日本が輸入した税制の第1号とのことです。世界的には、日本のように20種類もの幅広い文書に課税する例は珍しい・・・

 

 

課税文書の一つに定款があります。定款を紙で作成すると4万円の印紙税がかかります。これをデジタルで作成(つまりワードで作成した定款をPDF化し司法書士が電子署名する)すると4万円の印紙税の対象外となります。デジタル文書には課税されませんが電子署名などの設備を整えるのは一般の方では手間暇コストがかかります。企業では印紙税にかかる人的並びに金銭的コストは相当なものでしょう。

 

 

社会の変化に応じた制度設計に迅速に改めていただきたいですね。変化するスピードと実効性をあげていけばさらによくなると思います。デジタル分野では世界の後塵を拝している現在、もっと加速していただきたいものですね。

 

 

当事務所では定款をデジタルで作成しますので印紙税4万円はかかりません。会社設立もだいぶスピード感が出てきましたが、登記関係の書類はまだ押印が必要となります。費用対効果を考えてご自分で対応するか専門家に依頼するかご検討いただけるとよいですよ。

 

 

【本人申請の場合】税金等24万円+ご自分のコスト

【司法書士に依頼する場合】税金等20万円+司法書士手数料(5~10万円)

 

 

ご参考にしてくださいませ。